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レインボウ

Author:レインボウ
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絵は2万ヒット記念に「白狼の聖」さんから頂いたものです。素敵すぎて困る。次の絵をお願いに行くのか、この絵をしばらく続けるのか。実は悩んでいたりします。気に入ってるからね。

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劇場版「空の境界」 殺人考察(前) 感想(後半からネタバレ込み)
行ってきましたテアトル梅田。観てきましたよ第二章。
入れ替わりで第一章の観客が出てきたのですが、聞こえてきたのは前回の記事でも書いた「色分け」について熱く語る声。
皆もしっかり観てるんだなぁ、と当たり前なことに感動しました。
感動ついでに感化もされて、今回は後半からネタバレ感想の方も書こうと思っています。
(ちなみに原作は未読。見当違いなこと書いてたら軽く笑い飛ばしてください)
「空の境界 殺人考察(前) 」




 もう本当に、第二章に関して言えるのはひと言。
 「美しい」

 静かで流麗、だけどフィルムから溢れ出す力強い「衝動」
 第一章に負けず劣らず、高品質のクオリティーを誇っていました。

 アクションシーンは第一章より少なく、ともすると「地味」という評価が下されそうなんですが、実はかなり「激しいもの」が内在している作品となっています。

 まるで「彼女」のようにね。



[第二章 視聴ポイント]
 今回も、視聴においてのポイントをいくつか。



 [二面性]
 第二章最大のポイントとなるのが、この「二面性」というもの。
 物語自体もそうなんですが、ここでは映像面に特化した言及を。


 「美しい」と先ほど書いたように、今回は「背景描写」が本当に美しい。
 これ実写なんでしょ? と疑うほどの美しさで描かれています。

 それに対して、人物に関しては基本的に色調を抑えて、ある種のアニメ的・平面的な描写がなされています。

 その「現実的」な背景と、「アニメ的」な人物描写を組み合わせることによって、ビジュアル面からの「二面性」を浮かび上がらせています。


 「背景」を中心に観てみると、「実写」を見ている様に。
 逆に「人物」を中心に観てみると、「アニメ」を見ていると認識する。

 そこに「二面性」というものが生まれています。
 だけど、本当はそうじゃない。

 「背景」と「人物」によってひとつの場面、ひとつの空間が存在している。
 注目する部分によっては「異なるもの」に観えたとしても、そこには確かな「中心」があります。


 ビジュアル面から見えてくる「二面性」が表しているものも、「式と識」から観えてくるものも同じ。
 第一章の記事でも書きましたが、
 世界の「曖昧さ」を観せて、そこから、確かにある「閃光と衝動」を。
 おそらく「空の境界」においての重要概念なのだと観ているものですが、「二面性」からも、この概念へと至ることが出来ます。

 不確かな自分。不確かな状況。不確かな世界。
 その中で、まるで閃光のように輝く衝動。確かに感じるもの。



 「不確かな状況」で、黒桐はなぜ式を信じられるのか。
 それが一番大きな例となっています。



 [流動]
 式の服装の変化。
 今作中での流動もポイントですが、それ以上に重要なのは「赤皮ジャンの着方」
 第一章と第二章において、その着方に決定的な違いがあります。

 社会の窓を全開にしている人は、心がオープンなんだとか。 (←無頓着とも言う)
 そこまで極端ではないのですが、ジャンパーを閉めていることが意味するものは、
 「ジャンパーを閉めている=心を閉ざしている」
 ということになります。

 「皮ジャンを開く」という「流動」にも注目を。


 もうひとつの「流動」が、「天候」
 こちらはネタバレ込みの内容になりますので、記事の後半にて。



 [分類]
 第一章の色分け以上に、第二章においての「分類」は重要な要素。

 今回の「分類」は、「式」と「識」のカテゴライズが一番の核。
 これをやれば、ラストのセリフが意味しているもの。そこに込められた「美しさ」を理解し易くなります。

 これも詳しくはネタバレになってしまうので、後半にて。


(ここから先はネタバレ込みの内容になりますので、ご注意下さい)



“劇場版「空の境界」 殺人考察(前) 感想(後半からネタバレ込み)”の続きを読む>>
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劇場版「空の境界」 | 【2008-03-26(Wed) 17:32:37】
Trackback:(2) | Comments:(1)
劇場版「空の境界」 俯瞰風景 感想(たぶんネタバレなし)
原作を読まずに映画館に突撃。まさかここまで魅せられるとは。
たぶんネタバレなしで、感想と視聴においてのポイントなどを。
「空の境界 俯瞰風景」




 まさか、ここまで興奮するなんて思いませんでした。終始ふるえていましたよ!
 クオリティーの高さが半端じゃない。

 こんなにも「魅せられた」作品には、本当に久しぶりに出会いました。
 帰りの電車の中でも、脳内・エンドレス・リピート。 反芻っ! 反芻っ!



[俯瞰風景]
 ところで、第一章のタイトルである「俯瞰風景」。

 脳内ビデオを堪能しながら、窓から外を眺め思ったのですが、電車の中における個の視点(認識)というものも、「俯瞰風景」と同質のものではないかと。

 電車の内と外の「世界」においての境界。 そこに「認識」というものが・・・。
 まぁ車内の俯瞰性なんてものは、取り立てて言及することでも、熟考することでもないのですが。 (というよりも、間違えてる気もする)


 要は、「俯瞰風景」というものは、高い位置からの「視点」だけではなく、僕達の日常あらゆる場面、場所において存在するものじゃないかと。


 この作品が描こうとしているのは、そういう日常において存在する「境界」。
 あまりにも曖昧な狭間(世界)に、生と死の強烈な「閃光と衝動」を、提示しようとしているのではないでしょうか。

 だから、「認識の曖昧さ」を責めるような構成を取っている。
 最後のメガネ君(←名前をまだ覚えていない)のセリフも、どうやら叙述トリック的なもののようですし。

 世界の「曖昧さ」を観せて、そこから、確かにある「閃光と衝動」を。
 そういう作品であるように、僕の「視点」には観えました。

 もちろん、第一章のみの「俯瞰」では、作品を正確に掴むことなんて出来ないでしょうから、たぶんここで書いたこともズレた「視点」なのかも知れませんが。

 第一章、まだ泳ぎ始めたばかり、作品の深淵には、まだまだ遠い。
 泳ぎ甲斐がありそうで、ワクワクしています。
 ・・・たぶん、溺れるけど。



[レンコンは好きです]
 でも、この作品の楽しみ方は、やっぱり上のように「抽象」するだけではなくて、「余白を味わう」のがポイントだと思っています。

 「レンコンは穴の部分が上手い!」と言うように、「余白」を楽しむのが、こういう作品の一番美味しい食べ方じゃないかと(今のところ)考えています。

 と言うわけで、7人監督制バンザイ! 第ニ章が早く観たいぞ! (←色々と尚早)
 各章の違いに注目しています。 (劇場版「空の境界」は7人監督制らしい)



[第一章 視聴ポイント]
 各章で作風は変わってくるらしいので、ひとまず第一章における視聴のポイントを。


 [色分け]
 これは原作準拠なのでしょうか? たぶん映像化されてから、初めて付加された要素だと思いますが。

 場面に応じて、それぞれのカテゴリーに応じた「色分け」がなされています。
 同じ舞台でも、ある場面では「赤」を象徴的に。別の場面では「青」を。

 主人公、式の服装に関しても、「青」から「赤」、その狭間の「黄」という風に、場面に応じた「色分け」が行われています。

 また、月の場合はその前のカットの「色分け」によって、1度目は「赤」、2度目は「青」に属する意味合いを与えています。


 「色分け」によって、その場面が属するカテゴリーを示し、映像によって「語らずに語る」ことに成功しています。
 話の流れを追うだけではなくて、「色分け」に注目して視聴してみるのも、おもしろいと思いますよ。



 [後述による意味の判明]
 こちらは、原作準拠でしょう。

 初出時には、そのカットが意味するものが何かはわからないけど、後になされた描写によって、その以前のカットに込められた意味合いが判明するという構成。

 式が「青い水を堕とす」場面にしても、何故、着信履歴に対して反応したのか。そこから読み取れる二人の関係。 そういうものが判明するのは後の描写によるものですし。

 他にも、前半の「コーヒー」は何故、「赤」のカテゴリーに入れられているのか。それがわかるのも、最後まで観てから。


 こういう構成を取っているので、たぶん一度視聴しただけでは、全ての場面を理解することは難しいと思います。

 実際、僕自身もまだ一度しか観ていないので、「時計」に関する描写などを上手く掴めていませんし。

 あの「時計」の描写って、時系列を表しているだけなのでしょうか?
 何か、掴み損ねている意味合いがありそうな気配を感じています。


 やっぱり何度も視聴した方が、より深く楽しむことが出来そうです。
 映像美だけでも、それに耐えうるものを誇っていますし。
 くッ、僕にDVDを買えと言うのか!? (←逆らい難い圧力を感じている)




 原作未読者も既読者も、せめて第一章だけでも観てみることをオススメします。
 おそらくたぶん、僕と同じで、最後まで巻き込まれることになりますが・・・。

 僕はもう、この作品から逃げられません。
 どうせ「浮く」のならば、自ら「飛んで」みせるさッ!
 この作品を、最高に楽しんでやろうじゃないかッ!

・[DVD]
空の境界 第一章「俯瞰風景」
空の境界 第二章「殺人考察(前) 」
空の境界 第三章「痛覚残留」

劇場版「空の境界」 | 【2008-03-16(Sun) 14:29:01】
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