1期終了まであと少しながらも、感想記事を再開。
「機動戦士ガンダム00」

「リューミンが 夢に出たので この画像」
今回のポイントは、「移動」。
・[世界の情勢]
これは言わずもがな。後にコントロールされるであろう新型モビルスーツによる「パワーバランス」の移動。
「いい男」や「美人」という言葉に対する反応や、「後ろからなんてズルイ」というセリフで強調されたように、非常に子供っぽい(認識不足な)トリニティ側。
それに対して、「propaganda」や「primitive」という普段使わないような(←僕だけ!?)セリフで大人っぽさ(認識の深さ)が強調されたサーシェス。
今までは、圧倒的な力を持った「子供たち」、力を持たない「大人たち」という関係であったものが、新型の登場によって「力」という面でほぼ同等に変化してしまいます。
「認識」、「思想」という面で「子供」なソレスタルビーイングが押されるのは確か。
「大人」な国連側は、その分ミクロ的(個人主義的)な考えが強そうなので、そこに対してはトリニティ側、プトレマイオス側の「結束」が上回っているので、壊滅することはないと思われますが。
・[各キャラの立ち位置 ]
一番驚いたのが、セルゲイさん。
ソーマの新型機乗に不安を感じているようなので安心していたら、いきなり「スゴイ!」なんて「子供っぽい」セリフを口走ると来たもんだ!
今まで「大人」として描かれてきた彼が、力を手に入れた途端に「子供」っぽく描写されたのには、本当に驚きました。
擬似GNドライブの危険性(中毒性)と、「認識不足」を上手く描写していた場面です。
今まで「子供」っぽく描写されていたルイスが、非常に「大人」っぽく「移動」しているのも、おもしろい所です。
ミクロ視点な「子供」ではなく、沙慈の将来を考えられる「大人」として。
まぁ、「自身の幸せ」という形の「ミクロ視点」も、後に獲得されるのでしょうが。
・[王留美]
前回から引き続いて、アレハンドロ・リボンズ寄りの考え方ですよ。 という描写がなされました。
彼女からは微妙にですが、「疎外感」のようなものを感じるので、そこら辺が「世界が変わりさえすれば良い」という考え方と関係しているのかも知れません。
[例]
・序盤のアレハンドロと対峙する場面における、バーなのに「お酒が飲めない」という描写。 (アレハンドロとの違い、その場との不適合さ)
・ソレスタルビーイングにおけるエージェントという立ち位置。
・[月の「本拠地」にたどり着いた、アレハンドロとリボンズ]
アレハンドロが突然リボンズのことを「天使」だとか言い出した時は、何事か!? と思いましたよ。
今まで「大人」しくしていた彼ですが、動き出してみれば「子供」のように饒舌になるという。
セルゲイさんの場合と同じで、ここではリボンズに対する「認識不足」を強調したかったのでしょう。
この描写によって、「リボンズ>アレハンドロ」という関係が示された訳なんですが、僕は相変わらずアレハンドロがラスボスであると観ています。
というか、普通の人間を超越したような存在であるリボンズがラスボスであるならば、この作品の「なぜ人は争うのか」という命題に対して、少し弱いような気がします。
やはりラスボスは「普通の人間」であって欲しいなぁ。
「普通の人間」の「弱さ」が争いを生むという。
リボンズみたいな「神」を打ち破るのは別の所で。 「神なんていない」のだから。
あと、アレハンドロが言っていた「コーナー一族」。
これはやっぱり、アレハンドロ(若しくは彼の一族)がラスボスになる可能性を表していると思います。
代々、「計画」への「イレギュラー」な介入を画策してきた「コーナー一族」ですが、それは別の角度から観ると「歴史」とすることが出来ます。
争いが絶えなかった「過去の歴史」。
争いのない「新たな歴史」を刻む為に、「過ちの歴史」を越える必要があります。
その「過ちの歴史」の代表として、「コーナー一族」が出てくるんじゃないでしょうか。
「普通の人間」による、「過ちの歴史」を越えて行く。
なので、1期ではリボンズに裏切られるのかもしれませんが、他のキャラが「認識不足」を克服して行くのと同じように、今回「認識不足」を露呈したアレハンドロもまた、「認識不足」を克服する。
そして2期において、真のラスボスとして彼が君臨する(もしくは、一族の誰かが登場する)のだと思います。
まぁ、これらはまだ単なる「予測」でしかありませんが。
だけど、「進化するラスボス」ってカッコ良くありませんか? リボンズも何だかんだで仲間になったら面白そうだし。 (←こっちはありえない)
00制作発表での「1stを越える」という宣言は、この「過去の歴史を越える」という形で、作中にて描かれるのだと観ています。
という訳で、今回は「移動」を中心に、「大人」らしさと「子供」らしさの相違から「認識不足」を描き出し、今後に起こるであろう「移動」の示唆までをも含んだ、相変わらず非常に濃い内容でした。
やばいなぁ、やっぱり00は観ても、妄想しても、記事を書いても楽しい最高の作品です。
この「中毒性」で身を滅ぼさなければ良いのだけれど・・・。
「機動戦士ガンダム00」

「リューミンが 夢に出たので この画像」
今回のポイントは、「移動」。
・世界の情勢
・各キャラの立ち位置
・トレインに乗れない、沙慈
・サーシェスの車で、謎と臨死に向った絹江さん
・軌道エレベーターで、宇宙へ上がった(次の準備に入った)マイスター
・月の「本拠地」にたどり着いた、アレハンドロとリボンズ
・[世界の情勢]
これは言わずもがな。後にコントロールされるであろう新型モビルスーツによる「パワーバランス」の移動。
「いい男」や「美人」という言葉に対する反応や、「後ろからなんてズルイ」というセリフで強調されたように、非常に子供っぽい(認識不足な)トリニティ側。
それに対して、「propaganda」や「primitive」という普段使わないような(←僕だけ!?)セリフで大人っぽさ(認識の深さ)が強調されたサーシェス。
今までは、圧倒的な力を持った「子供たち」、力を持たない「大人たち」という関係であったものが、新型の登場によって「力」という面でほぼ同等に変化してしまいます。
「認識」、「思想」という面で「子供」なソレスタルビーイングが押されるのは確か。
「大人」な国連側は、その分ミクロ的(個人主義的)な考えが強そうなので、そこに対してはトリニティ側、プトレマイオス側の「結束」が上回っているので、壊滅することはないと思われますが。
・[各キャラの立ち位置 ]
一番驚いたのが、セルゲイさん。
ソーマの新型機乗に不安を感じているようなので安心していたら、いきなり「スゴイ!」なんて「子供っぽい」セリフを口走ると来たもんだ!
今まで「大人」として描かれてきた彼が、力を手に入れた途端に「子供」っぽく描写されたのには、本当に驚きました。
擬似GNドライブの危険性(中毒性)と、「認識不足」を上手く描写していた場面です。
今まで「子供」っぽく描写されていたルイスが、非常に「大人」っぽく「移動」しているのも、おもしろい所です。
ミクロ視点な「子供」ではなく、沙慈の将来を考えられる「大人」として。
まぁ、「自身の幸せ」という形の「ミクロ視点」も、後に獲得されるのでしょうが。
・[王留美]
前回から引き続いて、アレハンドロ・リボンズ寄りの考え方ですよ。 という描写がなされました。
彼女からは微妙にですが、「疎外感」のようなものを感じるので、そこら辺が「世界が変わりさえすれば良い」という考え方と関係しているのかも知れません。
[例]
・序盤のアレハンドロと対峙する場面における、バーなのに「お酒が飲めない」という描写。 (アレハンドロとの違い、その場との不適合さ)
・ソレスタルビーイングにおけるエージェントという立ち位置。
・[月の「本拠地」にたどり着いた、アレハンドロとリボンズ]
アレハンドロが突然リボンズのことを「天使」だとか言い出した時は、何事か!? と思いましたよ。
今まで「大人」しくしていた彼ですが、動き出してみれば「子供」のように饒舌になるという。
セルゲイさんの場合と同じで、ここではリボンズに対する「認識不足」を強調したかったのでしょう。
この描写によって、「リボンズ>アレハンドロ」という関係が示された訳なんですが、僕は相変わらずアレハンドロがラスボスであると観ています。
というか、普通の人間を超越したような存在であるリボンズがラスボスであるならば、この作品の「なぜ人は争うのか」という命題に対して、少し弱いような気がします。
やはりラスボスは「普通の人間」であって欲しいなぁ。
「普通の人間」の「弱さ」が争いを生むという。
リボンズみたいな「神」を打ち破るのは別の所で。 「神なんていない」のだから。
あと、アレハンドロが言っていた「コーナー一族」。
これはやっぱり、アレハンドロ(若しくは彼の一族)がラスボスになる可能性を表していると思います。
代々、「計画」への「イレギュラー」な介入を画策してきた「コーナー一族」ですが、それは別の角度から観ると「歴史」とすることが出来ます。
争いが絶えなかった「過去の歴史」。
争いのない「新たな歴史」を刻む為に、「過ちの歴史」を越える必要があります。
その「過ちの歴史」の代表として、「コーナー一族」が出てくるんじゃないでしょうか。
「普通の人間」による、「過ちの歴史」を越えて行く。
なので、1期ではリボンズに裏切られるのかもしれませんが、他のキャラが「認識不足」を克服して行くのと同じように、今回「認識不足」を露呈したアレハンドロもまた、「認識不足」を克服する。
そして2期において、真のラスボスとして彼が君臨する(もしくは、一族の誰かが登場する)のだと思います。
まぁ、これらはまだ単なる「予測」でしかありませんが。
だけど、「進化するラスボス」ってカッコ良くありませんか? リボンズも何だかんだで仲間になったら面白そうだし。 (←こっちはありえない)
00制作発表での「1stを越える」という宣言は、この「過去の歴史を越える」という形で、作中にて描かれるのだと観ています。
という訳で、今回は「移動」を中心に、「大人」らしさと「子供」らしさの相違から「認識不足」を描き出し、今後に起こるであろう「移動」の示唆までをも含んだ、相変わらず非常に濃い内容でした。
やばいなぁ、やっぱり00は観ても、妄想しても、記事を書いても楽しい最高の作品です。
この「中毒性」で身を滅ぼさなければ良いのだけれど・・・。
スポンサーサイト

遅ればせながら、復活おめでとうございます、レインボウさん! 相互リンクをさせてもらった直後にプチ閉鎖されてしまったので、寂しかったですヨー(笑
しかしやはり流石の考察力、というか洞察力。色々はっとさせられる指摘も多かったのですが、王留美の『疎外感』に関する序盤からの例に驚愕。序盤からよく見てらっしゃる。
それでは短いですが今日はこの辺で。これからもよろしくお願い致します。
しかしやはり流石の考察力、というか洞察力。色々はっとさせられる指摘も多かったのですが、王留美の『疎外感』に関する序盤からの例に驚愕。序盤からよく見てらっしゃる。
それでは短いですが今日はこの辺で。これからもよろしくお願い致します。
2008-02-27 水 14:09:08 |
URL |
侍改 #wb1Dxy.6 [ 編集]
こんにちはー、侍改さん。
>相互リンクをさせてもらった直後
ありえないタイミングでしたよねw
スミマセンでした。
本当は、受験とブログの両立ぐらい余裕でこなしたかったのですが、少し不安になってしまい休止することに。まだまだ未熟者です。
(おかげさまで、試験自体は上手く行ったように思います)
>王留美の『疎外感』
あの描写を「疎外感」と観るのか、アレハンドロとは違う「真のイレギュラー性」の描写と観るのか。
そこら辺は、今後の展開次第ですよね。
>これからもよろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願い致します。
[追記]
侍改さんの記事で知った「二つ名メーカー」をやってみました。
(本名を入力)
《無限預言者=アンリミテッドスネイク》
なんか凄いの出た!∑ヽ(゚Д゚; )ノ
完全に名前負けです。本当にありが(ry
>相互リンクをさせてもらった直後
ありえないタイミングでしたよねw
スミマセンでした。
本当は、受験とブログの両立ぐらい余裕でこなしたかったのですが、少し不安になってしまい休止することに。まだまだ未熟者です。
(おかげさまで、試験自体は上手く行ったように思います)
>王留美の『疎外感』
あの描写を「疎外感」と観るのか、アレハンドロとは違う「真のイレギュラー性」の描写と観るのか。
そこら辺は、今後の展開次第ですよね。
>これからもよろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願い致します。
[追記]
侍改さんの記事で知った「二つ名メーカー」をやってみました。
(本名を入力)
《無限預言者=アンリミテッドスネイク》
なんか凄いの出た!∑ヽ(゚Д゚; )ノ
完全に名前負けです。本当にありが(ry
2008-02-27 水 15:53:07 |
URL |
レインボウ #6.b9uQAc [ 編集]
お早いレス、どうもです(笑
>受験とブログの両立
受験のほうも、うまくいったようで何より。私も最近勉学よりもブログや小説のほうに力(というか興味?)が向いてしまっている感があるので、耳が痛いです^^;
>王留美
案外彼女が真のラスボスになっちゃう、みたいな展開も現実味がないとは言い切れないですねー。
>《無限預言者=アンリミテッドスネイク》
これはあれか! レインボウさんの予想は全部当たってしまうというお告げか!!(笑)とりあえず無限(アンリミテッド)とスネイク(ウロボロス→無限)が掛かってる辺り、今まで見た奴の中ではなかなかハイセンスな奴を引きあてましたな(えー
>受験とブログの両立
受験のほうも、うまくいったようで何より。私も最近勉学よりもブログや小説のほうに力(というか興味?)が向いてしまっている感があるので、耳が痛いです^^;
>王留美
案外彼女が真のラスボスになっちゃう、みたいな展開も現実味がないとは言い切れないですねー。
>《無限預言者=アンリミテッドスネイク》
これはあれか! レインボウさんの予想は全部当たってしまうというお告げか!!(笑)とりあえず無限(アンリミテッド)とスネイク(ウロボロス→無限)が掛かってる辺り、今まで見た奴の中ではなかなかハイセンスな奴を引きあてましたな(えー
2008-02-27 水 16:32:17 |
URL |
侍改 #wb1Dxy.6 [ 編集]
>勉学よりもブログや小説のほうに
僕も文系のくせに、理系科目の勉強をしてたりします。
特定分野ばかりやるよりも、他の分野にも手を出した方が良いと思っています。
広がりと繋がりが出来て、双方を高めることが出来ますから。
>彼女が真のラスボス
2期から追加登場するであろうキャラも気になる所ですよね。
アレハンドロの血族とか。 (←まだその説を押すか)
>予想は全部当たってしまう
ウロボロスのように、「自己完結」の中を無限に回り続けてるだけかも知れませんよ?
僕も文系のくせに、理系科目の勉強をしてたりします。
特定分野ばかりやるよりも、他の分野にも手を出した方が良いと思っています。
広がりと繋がりが出来て、双方を高めることが出来ますから。
>彼女が真のラスボス
2期から追加登場するであろうキャラも気になる所ですよね。
アレハンドロの血族とか。 (←まだその説を押すか)
>予想は全部当たってしまう
ウロボロスのように、「自己完結」の中を無限に回り続けてるだけかも知れませんよ?
2008-02-27 水 19:41:44 |
URL |
レインボウ #6.b9uQAc [ 編集]
こんばんわ^^
>アレハンドロ
ラスボス説ですか。確かにお腹が黒そうな方ですよね。
リューミンの立ち位置が気になるところ。彼女の背景とかはいつ描かれるんでしょうか?
またこちらにも遊びに来てくださいと図々しいことをいってみる。
>アレハンドロ
ラスボス説ですか。確かにお腹が黒そうな方ですよね。
リューミンの立ち位置が気になるところ。彼女の背景とかはいつ描かれるんでしょうか?
またこちらにも遊びに来てくださいと図々しいことをいってみる。
こんばんわ、夜裏さん。
>またこちらにも遊びに来てください
それ以前の段階で、コメントの返信が遅れてしまいスミマセンでした。
記事が遅れるのもあまりよくないですが、コメントレスが遅れるのは酷い。反省します。
ちなみに、コメントはあまり残していってないけれど、いつも読ませてもらっていますよ。
>またこちらにも遊びに来てください
それ以前の段階で、コメントの返信が遅れてしまいスミマセンでした。
記事が遅れるのもあまりよくないですが、コメントレスが遅れるのは酷い。反省します。
ちなみに、コメントはあまり残していってないけれど、いつも読ませてもらっていますよ。
2008-03-04 火 17:35:17 |
URL |
レインボウ #6.b9uQAc [ 編集]
機動戦士ガンダム00 第20話感想です。
もはやガンダムなど恐るるに足らず……
【2008-02-24 Sun 23:26:56】 | 紅蓮の煌き
【2008-02-24 Sun 23:26:56】 | 紅蓮の煌き
なんかティエリアがかわいかった(*ノ∀`*)
【2008-02-25 Mon 03:15:58】 | 空色☆きゃんでぃ
【2008-02-25 Mon 03:15:58】 | 空色☆きゃんでぃ
ガンダム同士の戦い。
【2008-02-28 Thu 17:32:59】 | ミナモノカガミ
【2008-02-28 Thu 17:32:59】 | ミナモノカガミ